中井選手よりたくさんのお写真とともにレースレポートをいただきましたのでご紹介いたします。

中井選手CW-Xマスク.jpg

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新しいコーチ、新しい環境、新しいゴー

今まではジュニアエリート以上が全員同じエリーテゴリーでレースしていましたが、今年からBMX RaceにもU23カテゴリーが新設されました。 また、僕自身も今年から新しくオーストラリアのコーチに変わり、3月末にアメリカにきてからは、新コーチとのトレーニングを続けています。

今回のレースについてはコーチと相談し、”集団の中で戦うレース”ではな く、”集団をリードするレース”の方が今の自分に必要なのではないかということで、U23カテゴリーでレースすることに決めました。

U23とはいえレベルも高く、 少しのミスでも負ける可能性があるので、緊張感もありいい経験になりました。

2合わせて1度も負けずに2連勝

結果、2日間予選から決勝まで1度も誰にも負けずに第3戦、第4戦を優勝することができました。

ボゴタは標高が2500-3000mととても高く、レースをする環境としてはとても厳しく、練習日から普段の練習環境よりも息が上がりやすく激しいレースが予想されました。さらに風の影響やライン取りなどもあり、誰かの後ろを走るよりもリードすることはとても疲労が溜まりやすく、レース後は視界がフラフラしてしまうほど厳しいレースでした。また、雨が降ったり止んだりと路面状況も目まぐるしく変わる非常にきついコンディションでした。

そのようなきつい環境でも安定した走りを見せることができたことは、大きな成長で、今までのトレーニングの成果を発揮できたと思います。

1つ1つのレースをこなす

この後のレースはアメリカで国内プロシリーズ戦が5戦続きます。まずはその1つ1つのレースをきちんとこなし、確実にレベルアップしていきたいです。また、オリンピックの3週間後、8月中旬にオランダで世界選手権が開催されるので、それを1つのゴールに設定し、トレーニングに励みます。今回のレースのゴールは達成することができたので、大満足です。

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「2021 WORLD CUP ROUND3,4 RACE REPORT IN BOGOTA, COLOMBIA」より

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次のゴールをめざし新たに走り続ける、中井選手のこれからのレース展開も要チェックです!!