ウェアをブラッシュアップして、おしゃれに快適に走ろう!

人気スタイリストがRUNファッションの楽しみ方をレッスン。

「WACOAL RUNNING CLUB supported by CW-X」第2期開講。

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「走るときも、おしゃれでいたい!」と願うランナーはたくさんいます。スポーツ時のウェアは快適に動ける機能を重視されがちですが、そこにファッションナブルさが加わるとテンションが上り、幸せな気持ちでからだを動かせます。

ワコールスタディホールが主催する「WACOAL RUNNING CLUB supported by CW-X」第1期は、2019年11月15日(金)に第2回講座を実施。テーマは「ファッション」。スポーツウエアという枠にとらわれない自由なRUNファッションの楽しみ方を、人気スタイリストが伝授しました。

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第2回カリキュラム[自分にフィットしたものを身につける]

特別ゲスト講師はスタイリストの村上由祐さん

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「ワコールランニングクラブ」第2回カリキュラムで取り上げたのは、自分らしさにフィットしたファッションをまとって走りを楽しむこと。女性ランナーを多面的に応援する当クラブらしいテーマです。

お招きした特別ゲスト講師は、雑誌や広告などで活躍されているスタイリストの村上由祐さん。スポーツやアウドドアファッションのスタイリングを得意とし、CW-Xブランドサイトのスタイリングも毎シーズン手掛けています。ご自身もスポーツマンで、ランニングやサーフィン、登山を好む村上さんは「疲れずにスポーツをする秘訣は楽しむこと。ファッションはその楽しみのひとつです。そしてCW-Xを着ること(笑)」とあいさつ。参加者の緊張が和らいだところで村上さん流レッスンのスタートです。

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まずはRUNファッションを楽しむシーンを提案。〈ながらラン〉とは?

ファッションには、それを楽しむシーンがあります。村上さんはまず、ご自身が実践している〈ながらラン〉を提案。「忙しい中で時間をつくって走り続けるのは大変。でも、例えば仕事で移動するときに少しだけ走る、仕事をしながらのランは簡単にできます。休日ならカフェへ行くときに走っていくのもいい。あくまで目的はお茶をすること。走ることだけを目的にしない〈ながらラン〉は長続きしやすいし、ランニングできる場所もグンと広がります」。

自分の楽しみにランニングをプラスすれば暮らしのなかに“走り”を無理なく取り入れられ、そこから新しい発見も生まれます。「車や電車移動では見えなかった景色が見えるし、いつもと違う道を走れば知らなかったお店や風景を発見できる。そんなワクワクと出会えれば、また走りたいと思えます」。いつもの毎日を少しおもしろくする、ながらラン。ウェアもおしゃれなものを着たくなります。「スポーツを楽しむウェアは、生活を楽しむウェア。もっと自由にいろいろなものを着てほしい」と村上さんは訴えます。

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その人を印象づけるのは「色」。色をうまく使って自分スタイルを楽しむ

人が何かを認識する視覚情報の80%を占めるのが「色」だといわれています。色を上手に使えばおしゃれなコーディネートができ、スタイルもよく見せられるそう。

「色には明るさを表す明度と、鮮やかさを示す彩度があります。もっとも目に入る色は明るくて鮮やかな蛍光色、前面にでる進出色です。また反対にブラックなど落ち着いた色は後退色。この進出色と後退色を効果的に組み合わせれば、目立たせたい部位と控えめにしたい部位のメリハリがつけられ、カラダの曲線を美しく見せられます」。

メリハリをつけるためには、自分のカラダのどこを見せて、どこを隠すのかを部位別に考えることが大切。胸部や腹部、大腿部など部位別に「好き」or「気になる」を自問し、その部位を考慮しながら色を使っていくといいそう。

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村上さんはこの日のために制作した手書きシートを配布。参加者たちは悩みながら、「好きな部位」や「気になる部位」、「TRYしてみたい色」などを記入しました。

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色味やシルエットのバランスで脚を長く見せる!

具体的なスタイリング方法は、第1回カリキュラムで講師を務めた日野未奈子さんをモデルに実践。この日、日野さんはブラックのトップスにホワイトのロングスリーブシャツ、柄の入ったスポーツタイツというスタイルです。そこに村上さんはボリュームがあるショート丈のトップスをプラス。「短めのトップスを合わせると下半身のスタート位置を上げられるので脚を長く見せる効果があります。さらにこのトップスはボリュームがあるから視線が上に引きつけられる。色も淡いのでダークカラーの強さを緩和でき、他の色と喧嘩をしません」。ファッショナブルにブラッシュアップしたスタイルに日野さんは「いままでチャレンジしたことないスタイル。これなら街を歩ける」と喜んでいました。

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ボリュームのあるトップスはカジュアルウェアとしても着用できるおしゃれさ。

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スポーツウェアにこだわらず、自由なスタイルで走っていい

次のスタイリングは大きめのロングTシャツ。「これは大きめサイズのメンズもの。体型が隠れるし、オーバーサイズでかわいく着られます。今は女性がメンズの服を着るのが当たり前になりました。旦那さんや彼氏とショップに行ったとき、“いっしょに着よう”と提案するのも、ショッピングを楽しむコツです」。

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さらに個性的なアウターもコーディネート。「このアウターはランニングウェアではないのですが、日野さんに着てもらいたいと思ってもってきました。ファッションにはスポーツミックスやワンマイルウェアといったスタイルがあります。走るときもスポーツウェアにこだわらず、自分の服でも、家族の服でも、好きなものを自由に着ていい。今まで近くにあったものをスポーツに取り入れてみることで、新しい自分の発見にもつながります」。

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CW-Xをかっこよく着こなすには?

CW-Xのスタイリングも担当されている村上さんに、CW-Xアイテムを使ったコーディネート術も教えてもらいました。「毎シーズン発売されるブラックジャケットに組み合わせるのは蛍光色のシャツ。ジャケットのファスナーを閉めて衿元から蛍光色を見せます。ボトムはブラックのタイツでシャツの裾はイン、靴やソックスにも明るい色を取り入れましょう」。体型を気にする人はつい全身を黒でかためてしまいがちですが、それは逆効果なのだそう。「すべてが黒だと全身が逆に目立ちます。色味を入れて視線を一箇所に集中させず、散らすことがポイント。また、どこかに色を入れれば黒色自体も引き立ちます」。

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村上さんは、スポーツタイツをレイヤーにしないことも推奨しています。「うえからショートパンツをはくと脚のラインを消してしまいます。思い切って、タイツ1枚のスタイルにチャレンジしてほしい。気になる方は、前が短くて後ろが長いトップスを着るとバランスがとれて体型をきれいに見せてくれます」。

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そして、最後にCW-Xの魅力を語るとともに、参加者にエールをおくってくれました。「CW-Xの機能は走るカラダをサポートしますが、それだけではありません。気持ちも後押ししてくれます。例えば、スポーツタイツをはいて快適にランニングできれば、“また走りたい”というポジティブな気持ちがもてる。みなさんもCW-Xの機能を体感して、楽しく走り続けてください」。

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第2回も初回同様に軽いウォーク&ランで締め。日野さん選曲の音楽にのって、会場を数周しました。

第2回を終えて。特別ゲスト講師の村上由祐さんコメント

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スポーツ時のファッションは、もっと自由であっていいとぼくは考えています。今日の講義のあとに自分のクローゼットを開けて、「コレは着られるかも」「コレを着て走りたい」と思ってもらえたらうれしいです。そして、新しいものも買ってほしい。買い物をするということは、自分のなかに新しいものを入れるということ。いつもブラックやネイビーばかり着ていた人が明るい色を買ってみると、新しい自分を発見できます。恐れずにトライして、自分らしいランニングスタイルを楽しんでください。