いつものブラで走るつもり?|ワコール CW-X スポーツブラ

女性のバストは、ユレに弱い?

京都府立医科大学河田光博教授に、
バストの下垂についてお聞きしました。

星野一正著、「臨床に役立つ生体の観察」より

バストは繊維の束が支えている。

バストは、乳腺組織・脂肪組織・クーパーじん帯などで構成されています。最近話題のクーパーじん帯とは、皮膚と乳腺組織と大胸筋をつなげている膠原(コラーゲン)線維の束のこと。
じん帯というと太いイメージがありますが、クーパーじん帯は一本の束ではなく、複数の線維の束でできている結合組織です。これらの結合組織は、皮膚と乳腺の間で網の目(メッシュワーク)のように広がりながらバストを形成しています。
クーパーじん帯は鍛えることができません。そのため、切れたり伸びたりしないように守ってあげる必要があります。

どうして下垂するのか?

バストが下垂するのは、外的な刺激によって網の目を構成する膠原(コラーゲン)線維などが伸びてしまうことが大きな理由です。他にも細胞どうしの結びつきが失われることも考えられます。
また、大胸筋とバストをつなぐ部分にズレが生じ、乳房位置自体が下がることもあります。もちろん、加齢によって乳腺の腺細胞が萎縮し、脂肪細胞に置き換わるため、その分重みが加わり下垂につながることも一つの原因です。
このようにバストが下垂する原因は一つではありません。包括的な予防を心がけることが大切と言えるでしょう。

ランニング時のユレと下垂の関係は?

ランニング時のユレとは刺激です。刺激は脂肪細胞の集団パターンを変え結合組織にズレをもたらします。このズレにより下垂しやすいバストになってしまうと考えられます。若いときからの刺激(ユレ)の蓄積が年を経て出てくるということは十分に考えられますので、ランニング時は、なるべくユレない環境を作ることが重要ではないでしょうか。