CONDITIONING MAGAZINE

高橋祐治 vol.3 逆境を乗り越え、気持ちを見せて戦う

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【vol.3】 逆境を乗り越え、気持ちを見せて戦う。

現在は京都サンガF.C.の中心メンバーとして活躍する高橋選手。しかし、ここまでの道のりは決して順風満帆ではなかった。出場機会を求めて他クラブに期限つきで移籍したり、試合中の負傷でリオ オリンピックへの代表候補合宿を断念したこともあった。さまざまな経験を乗り越えて、今、プレーに臨む想いを聞いた。

苦しい経験で鍛えられたメンタル。

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――これまで年代別の日本代表やJ3のJリーグ選抜など、さまざまなチームでプレーされた経験があります。

「いろいろな選手とプレーするのは楽しいです。他チームの様子を聞いていると視野も広がるし、『このままではいけない』という気づきもあります。ぼくはまだJ1の試合に出たことがないので、J1の選手の話は面白かったですね。J1で活躍しているフォワードの選手は本当にすごいとか、話をしている内容の質が違う。そういう話は刺激になりました。」

――京都サンガでのポジション争いが激しい中、2015シーズンはカマタマーレ讃岐への期限つき移籍で、シーズンを通して活躍されましたね。

「試合に出なければ成長もないですから。1シーズン試合に出つづけたことは、自分にとってすごく大きな経験でした。公式戦の緊張感の中でプレーしたことで、レベルの高い相手との1対1の技術はだいぶん伸びたし、メンタル面も変わりました。」

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――京都サンガに復帰した2016シーズンにはチームでの出場も増え、U-23日本代表・手倉森ジャパンのメンバーを選考する合宿にも呼ばれました。試合中のプレーで負傷退場されたのは、その合宿の直前でしたね。

「脳震盪で、目覚めたら病院にいました。久しぶりの召集、アピールすればリオ オリンピックへの可能性もありました。すごく行きたかった。でも、起ってしまったことは仕方ありません。次を目指そう、日本代表を目指そうって、逆に割り切れました。」

 

――負傷からコンディションをもどしていくのも大変だったと思います。

「脳震盪は慌てても絶対無理だと思ったので、焦らずに時間をかけて治すことを考えていました。自分は大丈夫だと信じて。それに、試合に出られない期間は京都サンガというチームを外から観る機会にもなりました。自分が出たらどうするかをずっと考えて試合を観ていました。」

――切り替えが早いですね。メンタルの強さを感じます。

「強いばかりでもないです。でも、この経験にくらべたらどんなことも乗り越えられるという気持ちになれましたね。たいがいのことは割り切れるようになりました。」

スタジアムで観る人を楽しませる選手になりたい。

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――他チームの試合を観ることはありますか?

「海外のゲームを含めていろいろなチームのサッカーを観ますが、最近はJ1の試合を観ることが多いですね。同年代のセンターバックには仲の良い選手もいるし。彼らの経験値に比べたらぼくなんてまだまだ。彼らの活躍は、勉強になりますし刺激にもなります。」

――プレーヤーはどんな視点でJリーグの試合を観るのでしょうか。

「ここは走るチームだとか、パスをつなぐチームだとか。そういう感じで観てますね。J2ではよく走るチームが強かったりするんですが、ぼくたちが全然かなわ

なかった湘南ベルマーレや松本山雅がJ1へ昇格したときは、この強いチームを相手にJ1のチームはどうやって勝つのかっていうのは面白いなと思って観ていました。」

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――サッカーって、いろいろな楽しみ方がありそうですね。

「プレーするのも楽しいけれど、観るのも面白いです。たくさんの人がサッカーというスポーツにもっともっと興味をもってもらえたらと思います。そして、一度でいいからスタジアムに足を運んで欲しいですね。『サッカーが好き』『カッコイイ選手がいる』『あんな人になりたい』...どんな理由でもいいんです。スタジアムの雰囲気を味わって、楽しんでもらいたいです。」

――京都サンガの試合なら、どんなところが見どころですか?

「個性的な選手が多いのはチームの魅力かな。それぞれプレーに持ち味があって面白いと思います。フレッシュな若手の活躍も注目です! ぼくのプレーはまだまだ、本当に相手の攻撃を跳ね返すだけなんで、そのぶん気持ちを見せて戦います。『気持ちが入ってるな、あいつ』っていう選手は、観ていて興奮するし楽しいと思う。そういう選手でありたいです。」

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取材日:2016年10月26日

文/紀井美知緒

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【PROFILE】


高橋祐治 TAKAHASHI YUJI

1993年4月11日生まれ。滋賀県出身。

京都サンガF.C.のセンターバック。185㎝の長身で、ヘディングでの競り合いをはじめ対人の強さに定評がある。

ルックスの良さから女性ファンも多い。中学生で京都サンガのアカデミー(育成組織)に加入し、2012年トップチームに昇格。国内外のクラブへの期限つき移籍やJ3のJリーグ選抜チーム、年代別の日本代表などさまざまな経験を経て、現在はチームの主力メンバーとして活躍している。


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