技術はもちろんパワーもスピードも求められる現代のサッカー。90分間タフにプレーするためには、日々のトレーニングはもちろんカラダのケアや生活管理も欠かせない。高橋選手が所属する京都サンガF.C.をスポンサードするワコールは、2007年からCW-Xで選手たちをサポートしている。
――トップチームでのコンディショニングについて教えてください。
「シーズン中は週末ごとに公式戦があるので、1週間を通じてコンディションをあげていく練習メニューを行っています。試合後はしっかり休み、オフ明けはきつい練習をして心拍数を上げておく。そこからだんだん落としていって、試合前日は軽い練習で調子をととのえるという流れです。それから、24歳以下の選手は週1回の筋トレも必須で、全体練習の後でフィジカルコーチを中心にカラダづくりを行っています。筋トレ、いいですよ。プレーでもしっかり力が入るようになります。それに男は筋肉がつくと嬉しいものなんで(笑)。」
――練習以外で心がけていることはありますか?
「やはり栄養ですね。練習で破壊された筋肉をすぐ修復するために、できるだけ早く食事をとる。今、栄養や食事に関する情報は多すぎるくらいありますし、チームメイトとの間でもプロテインがよく話題になりますが、ぼくはシンプルにたくさん食べることを意識しています。休息もしっかりとって。オフの気分転換には一人で京都の名所をめぐったり、たまにチームメイトと遊びに行ったりも。テーマパークにも行きました。男二人で(笑)。」
――カラダのケアはいかがでしょう。
「いつも意識しているのは、筋肉を柔らかく保つことです。練習や試合の前にはムーブメント・プレップでしっかり準備する。プレー後のメンテナンスも大切で、風呂上りにはその日使った筋肉をしっかりほぐしておきますし、寝る前のストレッチも欠かせません。」
――そういう細かいコンディショニングは、高橋選手に筋肉系のトラブルが少ない理由でしょうか。
「普段からあまりカラダをケアしていない選手は、ケガも多い印象があります。そして、ケガでポジションを失い、チームから離れてしまう。そういう選手をこれまで見てきました。若い時はそんなにメンテナンスしなくてもそうそうケガしないんですが、年齢が上がるとともにそれが積み重なって肉離れなんかにつながってくるんです。簡単なことで防げるんだったら、絶対やったほうがいい。特に中高生など若い世代の選手は、今のうちからそういうカラダのコンディショニングを習慣づけて欲しいですね。」
――京都サンガでは、同じ京都の企業であるワコールがユニフォームを提供してくれていますね。トレーニングや試合時のアンダーウェアもCW-Xです。
「ぼくが中学2年生の時にクラブのユニフォームサプライヤーがワコールさんになりました。その時からアンダーウェアもCW-Xになって、以来ほとんど毎日、練習でも試合でも機能性アンダーウェアCW-Xをはいています。ロング、ハーフ、機能的にも種類がありますが、ぼくはジェネレーターというモデルをよく使っています。」
――着用感はいかがでしょう。
「守られているというか、筋肉と関節をサポートされている感覚がすごくあります。安心してプレーできるという感じですね。動きづらさや違和感はありません。」
――練習や試合以外で着用することはありますか?
「普段の生活でスポーツタイツをはくことはあまりないですね。でも、移動で飛行機に乗ったときにはきました。いい感じでしたよ。」
――クラブとして機能性アンダーウェアCW-Xを採用しているのは京都サンガだけです。他クラブの選手は、CW-Xを知っているでしょうか?
「みんな知ってますよ。いいものだって。ブランド力あると思います。ぼくはいろいろなクラブの選手とプレーしたけれど、CW-Xはみんなから羨ましがられました(笑)。期限つき移籍で他のクラブでプレーしたときも、所属は京都サンガなのでずっとCW-Xを提供してもらっていたんです。そのときもまわりの選手に『それいいな』ってうるさいくらい言われました(笑)。」
取材日:2016年10月26日
文/紀井美知緒
【PROFILE】
高橋祐治 TAKAHASHI YUJI
1993年4月11日生まれ。滋賀県出身。
京都サンガF.C.のセンターバック。185㎝の長身で、ヘディングでの競り合いをはじめ対人の強さに定評がある。
ルックスの良さから女性ファンも多い。中学生で京都サンガのアカデミー(育成組織)に加入し、2012年トップチームに昇格。国内外のクラブへの期限つき移籍やJ3のJリーグ選抜チーム、年代別の日本代表などさまざまな経験を経て、現在はチームの主力メンバーとして活躍している。