CONDITIONING MAGAZINE

高橋祐治 vol.1 「絶対負けない。」強い気持ちで戦う

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【vol.1】 「絶対負けない。」強い気持ちで戦う。

Jリーグ・京都サンガF.C.でめきめきと頭角を現してきた23歳のセンターバック、高橋祐治選手。185㎝の長身と力強いプレーが持ち味で、年代別の日本代表にもたびたび召集されてきた。これからはチームの中心として活躍が期待される存在。強さの秘密は、京都サンガF.C.のアカデミー(育成組織)時代に遡る。

安心と勇気を与えるプレーで、チームの中心に。

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――力強いプレーに定評がありますね。試合での心がけを教えてください。

「センターバックは守備の要でありチームのエンジンです。相手に対して強くいくことと絶対負けない気持ちを大事に、相手の攻撃は全部跳ね返すつもりでプレーしています。『あいつのプレーにはあきれるけれど、全部守ってくれるな』って思ってもらえたら、味方の選手も安心してプレーできると思うんで。」

――中でも思いきったヘディングは、高橋さんの強みですね。

「ヘディングでは絶対負けないという気持ちになったのは、京都サンガのアカデミーに所属していた高校生の時からです。当時トップチームのコーチだった秋田さん(秋田豊氏・元日本代表)に練習に呼んでいただいたんですが、そのときのすごく厳しいトレーニングが自分のプレーの原点になりました。ぼくがヘディングで跳ね返して1点防げるなら、ファン・サポーターさんたちにも喜んでもらえるし、勇気を与えられるんで、そこは思いっきりやっています。」

――チーム内での競争も激しい中、2016シーズンはスタメン出場も増えましたね。

「センターバックは経験が重視されますし、チームには経験値の高い選手もたくさんいます。自分にはまだまだ足りないところがいっぱいあるので、全力で練習することと、その成果を試合で出すために平常心を意識しています。でも、いざ試合になると熱くなってしまいますけど(笑)。」

――これからチームの中心としての活躍が期待されています。

「23歳は、もう若手じゃない。先輩方をリスペクトしながら、もっともっと自分を出して、これからは後輩を引っ張っていく選手にならなければいけないと思っています。」

アカデミーでの経験がコンディショニングの原点。

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――中学1年生から6年間、京都サンガのアカデミーでプロの指導を受けてこられました。

「とても恵まれた環境でした。まわりのレベルも高かったですし、サッカーはもちろん人間性も教えられました。サッカーさえ上手ければそれでいいなんてありえない。人として成長しないと応援してくれる人も増えないと思う。そこは後輩にどんどん教えていきたいところです。」

――コンディショニングの指導もありましたか?

「当時は意識しなかったけれど、今思うと、サッカー選手としてのコンディショニングが自然と身につくような指導を受けてきました。練習前のウォーミングアップでも、自分のカラダと向き合いながらしっかりストレッチする習慣をつけるとか。最近はストレッチの方法も進化していて、今はムーブメント・プレップというウォーミングアップをトレーナーさんに教わりながら練習前に自分で行っているんですが、アカデミーでも同じ方法を小学生年代から指導しているそうです。」

――ムーブメント・プレップ、具体的にはどんなものですか?

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「より効率よくカラダを動かせるように、プレーに備えて筋肉にスイッチを入れる感じかな。ストレッチというと筋肉をひとつひとつのばすイメージですが、ムーブメント・プレップは連動している筋肉を同時に刺激するんです。そうすると、普段あまり使わない筋肉や小さな筋肉にもしっかり効かせることができて、関節の可動域が広がり筋肉の柔軟性も高まります。若いころからこういうウォーミングアップ方法が習慣になれば、プレーのパフォーマンスも上がるしケガもしにくくなると思います。」

――生活面はいかがでしょう。

「アカデミーは全寮制で規則正しい生活ですし、栄養セミナーでは食事や栄養について教わりました。休息への意識も高まりました。中高生の頃ってとにかくたくさん練習すればいいってなりがちですが、トレーニングと休息のバランスが崩れるとカラダが動かなくなるというのが体験的にわかってきたので、他の選手よりもしっかり休むようにしていました。」

――選手としてのコンディショニングは中高生の頃から始まっているんですね。

「カラダはもちろん生活習慣や意識も含めて、選手としての基礎ができるのは20歳くらいまでだと思うんです。だから、若い間にどれだけその基礎をつくれるかはすごく大事なんです。その意味でもアカデミーでは良い習慣を身につけられました。」

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取材日:2016年10月26日

文/紀井美知緒

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【PROFILE】


高橋祐治 TAKAHASHI YUJI

1993年4月11日生まれ。滋賀県出身。

京都サンガF.C.のセンターバック。185㎝の長身で、ヘディングでの競り合いをはじめ対人の強さに定評がある。

ルックスの良さから女性ファンも多い。中学生で京都サンガのアカデミー(育成組織)に加入し、2012年トップチームに昇格。国内外のクラブへの期限つき移籍やJ3のJリーグ選抜チーム、年代別の日本代表などさまざまな経験を経て、現在はチームの主力メンバーとして活躍している。


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